出題パターン
電流を求めさせる問題は、次のパターンです。

(出題年度)
| R2下期午前の部問1、H26下期問2 |
「図のような直流回路に流れる電流I(A)は。」と問われます。このパターンで過去2度出題されています。
解き方は、右側から順番に「並列、直列、並列、直列」と合成抵抗を4回求めさせて最後にオームの法則で電流を求めさせていくものです。私は「右順パターン」と呼んでいました。
計算は面倒くさいですが、パターン化されていますので確実に解けるようにしましょう。
使う公式
合成抵抗直列接続公式 R=R1+R2+R3
合成抵抗並列接続公式 R=R1×R2/R1+R2
オームの法則 I=V/R
解き方

(1)まず、赤枠1の合成抵抗を求めます。
4×4/4+4=2Ω
(2)次に(1)で求めた赤枠1の合成抵抗(2Ω)と青枠2の合成抵抗を求めます。
2+2=4Ω
(3)次に(2)で求めた青枠2の合成抵抗(4Ω)と緑枠3の合成抵抗を求めます。
4×4/4+4=2Ω
(4)最後に(3)で求めた緑枠3の合成抵抗(2Ω)と黄枠4の合成抵抗を求めます。
2+2=4Ω
(5)この合成抵抗(4Ω)と電圧(16V)から電流を求めます。
I=V/R=16/4=4A
この問題は、パターンさえ覚えてしまえば簡単に解けますので是非自分のものにして1点にしましょう。
電圧(V)を求める出題パターンはこちら↓
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